239 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/19(土) 23:01:56.84 ID:sxKuHQ7f0
20歳。成人式の日、私は薬指に婚約指輪をはめていた。
そして、結婚式当日。家族だけでの小さな結婚式が開かれた。
純白の花嫁衣裳に包まれバージンロードを歩く私の写真は、幸せそうな顔をしているように見えた。
そこでひとつハプニングが起こる。
私は式の途中で、眩暈を起こして倒れかけてしまったのだ。
その後は、ずっと調子が悪くて、なんとか式場の進行をこなしているところだった。
その日、私が事前に知らされていた予定では、
私の家族と、まく吉の家族は、母と妹とその娘だけが来ると聞かされていた。
あとはまく吉の友人が二人。のはずだった。
241 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/19(土) 23:03:55.52 ID:sxKuHQ7f0
式後の写真撮影の中で、来てくださった人たちに挨拶をして回ったのだが、
ひと段落して二人になった頃、まく吉妹の旦那さんから電話が鳴った。そして1時間にも及ぶ電話。
まだ肌寒い季節に、私は袖なしのドレス一枚で、駅構内で震えていた。
まく吉は暗い顔をして戻ってきた。
そしてこう告げた。
「妹の旦那さん、夕子のことすごく怒ってたよ。せっかく来てやったのに挨拶もしないなんて非常識だって。
これだから若い子と結婚したらダメになるって。
妹の旦那さんも、バツ3だけど若い子と結婚したときは、すぐに離婚したんだって。
私が代わりに謝っておいたからね・・・ひどい目に遭ったよ」
242 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/19(土) 23:04:20.80 ID:sxKuHQ7f0
私は、目が点になった。
「妹の旦那さんが来るなんて聞いてないよ・・・。顔も知らないけど、いったいどの人のこと?」
「来てたんだよ、夕子が挨拶しないから、私が怒られたんじゃないか!」
結婚式当日なのに、非難されて泣きたい気持ちになった。
243 : 名も無き被検体774号+:2011/11/19(土) 23:05:10.03 ID:SwVhlbIJ0
追いついた
まく吉に洗脳されるって話かと思ったら、1がもともと入ってた宗教に洗脳されてるって話か
まあ洗脳というよりも単にメンヘラ気味で異常なほど流されやすいってだけな気もするが
246 : 名も無き被検体774号+:2011/11/19(土) 23:13:30.04 ID:SwVhlbIJ0
普通なら16歳で見ず知らずの43歳の男に告白された時点で
「ハハッ ワロスwww」で終わってる話
247 : 名も無き被検体774号+:2011/11/19(土) 23:23:34.48 ID:z5APhhwUO
育った環境もあるだろうな
夕子の生真面目すぎるとこは性格もあるだろうけど
249 : 名も無き被検体774号+:2011/11/19(土) 23:29:49.14 ID:SwVhlbIJ0
環境と宗教による異様なほどの視野の狭さと
もともとの性格、判断能力の低さに40過ぎの男が付け込んだ話だな
250 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/19(土) 23:36:10.16 ID:sxKuHQ7f0
まく吉の母は心療内科に通っていて、妹の家族が引き取りました
妹はというと、まく吉が会社に通えなくなって借金をしはじめた頃に、結婚して家を出ました
自分のお金はきちんと貯金していて、すぐにマイホームを買っていました
友人は宗教関係の人が2人ほどしか。
一人はサークル仲間のユミさん
もう一人は、遠方に住んでいる男性で、どちらも結婚式に参加してくれました
>>249
そのとおりですね
絶妙なまとめだと思います
252 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/19(土) 23:44:36.67 ID:sxKuHQ7f0
続きを書きますね
結婚してからの話です
内容的には、16才から現在までの、折り返し地点かな、という感じです
253 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/19(土) 23:45:57.81 ID:sxKuHQ7f0
こうして始まった結婚生活は、けして楽しいとは呼べないものだった。
最初の方こそ、まく吉は出勤してくれて、私も家事にいそしんでいたが、
結局1週間も経たないうちに、また仕事に行けなくなってしまった。
いつしか、再び自殺未遂を繰り返すようになり、
勝手にネットショッピングをしては浪費をして、借金は膨れ上がるばかり。
結婚して1ヵ月後、彼はとうとう会社からリストラされた。
254 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/19(土) 23:46:25.96 ID:sxKuHQ7f0
それを聞いた私は、心がぽっきり折れてしまった。
これ以上どん底はない、と信じていたけれど、更に落ちることがあるなんて。
結婚して、さあ頑張ろうという意思は、もう消えてなくなっていた。
だんだん家から出るのが怖くなってしまい、買い物やゴミ出し以外では外出する機会も減っていった。
人の目が怖くて仕方なかった。
255 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/19(土) 23:49:31.08 ID:sxKuHQ7f0
恥ずかしい話ですが、私は過去の日記なども読みながらこれを書いていて、
そして時々思い出して泣いてしまっています
今はほんと、もうとっても元気なんですけどね
ずいぶん当時のことも細かくは忘れてしまったので、会話形式などにできないところもあります
256 : 名も無き被検体774号+:2011/11/20(日) 00:03:20.63 ID:J087qvzMO
無理すんなよ
260 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/20(日) 00:11:32.65 ID:gzUylkR50
ありがとうございます
当時は、自分を責めてばかりでしたが、今はもう大丈夫です
261 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/20(日) 00:12:55.69 ID:gzUylkR50
友人からの電話やメールも、返すことができなくなっていた。
「元気にしてる?」
その問いかけに、作り物の「うん、元気にしてるよ」の返事が、出来なくなっていたから。
もう元気なんて、どこにもなかった。
ただ、絶望だけ。
262 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/20(日) 00:13:30.82 ID:gzUylkR50
悲しかったことがある。
話の冒頭にでてきた、児童保育のSさんの奥さんから、贈り物を頂いた。
だけれど、私は完全な無気力状態になっていて、お礼の手紙ひとつ書くことが出来なくなっていた。
数週間後、
「うちの奥さんが贈り物をしたのに、お礼ひとつよこさないなんて、失礼じゃないか」
とお叱りのメールをもらった。
それを読んで、私は泣いてしまった。
263 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/20(日) 00:14:21.09 ID:gzUylkR50 [
実は、短大時代でまく吉と別れようかと悩んでいた時、
Sさんにだけは相談できるかも・・と思って、
私は幾度かメールをしたのだけれど、返事は一度も返ってこなかったのだ。
あの時、SOSを出せた唯一の知人はSさんだけだったので、切なくなった。
264 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/20(日) 00:15:22.15 ID:gzUylkR50
私は確かに失礼だったと思う、何か頂いたら、お礼を書くのは当然の行為。
でも、それすら出来なくなってしまった自分。
しなければいけないことも、何もできない。ぼーっとしていると涙がにじんでくる毎日。
ベランダに出て、ここから飛び降りたら楽になるかな・・・
そう、カウントダウンしては、理性が押しとどめて部屋に戻るような、そんな暗い気持ちに苛まれていた。
まく吉の自殺未遂で、あれだけ苦しめられた私が、同じことをするのは間違っている・・・
みんなに迷惑をかけてはいけない・・・そう自分を戒めた。
265 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/20(日) 00:18:09.85 ID:gzUylkR50
まく吉はというと、週に1度、サークルの女性のユミさんと二人で食事に行っていた。勉強会という名目で。
深夜、私が、ふと目を覚ますと、まく吉はその女性に電話で愚痴をこぼしていた。
「私が辛いのに、夕子は起きてくれないんだ。
私がこんなに苦しんでいるのに、体をゆすっても、起きてくれないんだよ」
寝ているだけなのに、なんでそんなこと言われなくちゃいけないの?
四六時中、まく吉の相手を出来るわけないでしょう・・・
私には色々な感情があったはずだけど、ほとんどが機能しておらず、ひたすらにどうでもよくなっていた。
266 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/20(日) 00:22:49.67 ID:gzUylkR50
結婚して10ヶ月後。
冬の到来と共に、私の大好きだった祖母が脳梗塞で倒れた。
おばあちゃんは、とても温かくて、にこにこと笑顔の絶えない人だった。
私が返事が出来ない状態に陥っても、毎月のように絵葉書を送ってくれていた。
結婚が決まった時に、両親には「絶対に帰ってくるなよ」と言われたけれど、
祖母は「辛くなったら、いつでも帰ってきていいんだよ」と私を送り出していた。
知らせを聞いて急いで実家に帰り、祖母の入院している病室へと向かった。
ようやく会えた祖母は、目を開けることも、口を利くことも出来なくなっていた。
267 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/20(日) 00:23:59.21 ID:gzUylkR50
「夕子だよ、わかる?」
私は手を握り締めて、耳元で話しかけた。
おばあちゃんは、私の手を弱弱しく握り返してくれた。
温かい手だった。
何度も何度も、話しかけるたびに、ゆっくりだけど、ぎゅっぎゅっと手を握ってくれた。
私は泣いていた。
なんでおばあちゃんに手紙を返さなかったんだろう?
話せる間に、もっと色々なおしゃべりをしなかったんだろう?
ごめんね・・・ごめんね・・・
268 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/20(日) 00:25:55.57 ID:gzUylkR50
おばあちゃんは私の声を聞くと、少しだけ穏やかな顔をしたように見えた。
脳梗塞で、意識は火事に包まれているような苦しい思いをしているという話を医者に聞いていたが、
それでも祖母は私が話しかけて手を握ると、微笑んでいるようだった。
それが、何よりの慰めだった。
おばあちゃんが好きだった、童謡の歌をラジカセで流しながら、
面会時間ぎりぎりまで、私はおばあちゃんに会いに行っていた。
269 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/20(日) 00:27:18.68 ID:gzUylkR50
それから、数日後、祖母は亡くなった。
母は、「おばあちゃんはみんなにお別れを言えるように、頑張ってたのよ」と言った。
私があんまり悲しむものだから、兄は元気付けようとからかって笑わせてくれた。
父は、夕子が泣くのを初めて見た、と母に向かってつぶやいていた。
私の心には、ぽっかり穴が開いてしまった。
270 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/20(日) 00:29:58.21 ID:gzUylkR50
読んでくださったみなさま、ありがとうございます
今日はそろそろ眠りたいと思います
祖母が亡くなり、もうしばらく辛い話が続きますが、まもなく転機も訪れます。
また暇な時に覗いてくれたら嬉しいです
次の書き込みは、遅くても月曜日になりそうです
今日もお付き合いしてくださって、どうもありがとうございました
おやすみなさい
293 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/21(月) 13:55:02.78 ID:yBmhHiQ10
こんにちは。
レスつけてくださったみなさま、支援してくださった方々、どうもありがとうです。
294 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/21(月) 13:57:41.71 ID:yBmhHiQ10
私はまだ学生だったので、特に金銭に関して要求されたことはありませんでした。
社会人で、稼ぎのある人だったら、ある程度お金を要求されたかもしれません。
ちなみに私の実家が通っていた宗派では、
生活に支障をきたすような悪徳な取り方はしていませんでした。
303 :夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/21(月) 14:29:41.29 ID:yBmhHiQ10
家に戻った時、私はまた自分の殻に閉じこもっていた。
お互い特に会話もなく、居間でそれぞれのパソコンを見ている日が続いていた。
まく吉は相変わらず、パソコン上で宗教の論争に明け暮れているみたいだった。
そうして結婚して1周年を迎えたけれど、そこに喜びはなかった。
乗り切った・・・そんな印象。私はもう限界だったのだと思う。
304 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/21(月) 14:30:58.00 ID:yBmhHiQ10
4月のある日、まく吉がいつものように自殺をすると言い出した。
ささいなケンカが発端だった。
私は、いつもなら「死なないで」と懇願して止めたものだが、その時、魔が差した。
「じゃあ、私も死ぬよ」
そう口にしていた。
それまで、決して言わなかったその一言が、ぽろっと出たのだ。
306 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/21(月) 14:33:35.67 ID:yBmhHiQ10
もう生きてることになんの希望も見出せない。
ただただ、私は疲れ果てていて、眠るように死にたかった。
誰も私がずっと苦しんでいることに気づいていなかった。
この3年に渡って周りの人も家族も友人も、誰も・・・誰も・・・。
私が死んでも、誰も悲しまないんじゃないか・・・
もう、いいや。
私は人生を投げた。
307 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/21(月) 14:35:31.35 ID:yBmhHiQ10
名前は明かさないけれど、赤色の睡眠薬がある。
当時はっきりとは知らなかったけれど、数十錠で致死量に達するものだったらしい。
私とまく吉は、それと他の薬をあるだけ服用した。
彼は、病院に行って薬をもらっては、飲まずに置いておくことが多かったから。
意識が遠ざかる中で、「ごめんなさい・・・」そう思った。
私とまく吉は、心中自殺を図ったのだ。
308 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/21(月) 14:37:44.09 ID:yBmhHiQ10
私は、あの時、死んだと思った。
目が覚めたとき、私は病室にいた。
救命器具が頭の上あたりにぼんやりと見えたのを覚えている。
どうやら胃洗浄というのをされたらしい。
あとで聞いた話によると、まく吉は薬を飲む直前に、友達に電話をしていた。
その友達が、どうも様子がおかしいというので、救急車を私達の住所まで呼んだのだという。
病院の人の話が、薄れていた意識の中で聞こえてきた。
遅ければ命はなかったと。
310 : 名も無き被検体774号+:2011/11/21(月) 14:57:26.27 ID:Lt9dOjLKO
支援
311 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/21(月) 15:01:42.55 ID:yBmhHiQ10
私の両親が病院に駆けつけていた。
まだ薬が効きすぎていて、その時の記憶はほとんどない。
霞がかった意識の中で、私は実家に戻っていた。
まく吉も一緒に、引き取られていた。
ようやく意識がはっきりしてきた私は、今度はパニック発作を起こしていた。
312 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/21(月) 15:04:13.02 ID:yBmhHiQ10
心臓が痛いくらいに脈を打って、息つぎがうまくできない。
なんとか体を起こしたいのに、硬直してしまっている。
手に力を入れようとしても、指ひとつ動かない。
声が出ない。
目が開けられない。
私は自分の身に起こっている得体の知れぬ恐怖に怯えた。
313 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/21(月) 15:07:03.63 ID:yBmhHiQ10
母が、となりにいた。
私の手を一生懸命さすってくれていた。
私は発作中、死ぬのではないかという気持ちに駆られていたため、最後に会えて嬉しいような
申し訳ないような、複雑な気持ちでいた。
でも、きっと本当はほっとしていたのだと思う。
終わったんだ、って。
生きてるんだな、って。
314 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/21(月) 15:07:55.82 ID:yBmhHiQ10
母は、体が思うように動かない私を、着替えさせてくれた。
下着までも。
下着ひとつ変えることすら出来なくなった自分が、情けなくて、涙が溢れた。
でも同じくらい、久しぶりに誰かに大切にされて、その温かさに胸がいっぱいになった。
私、ちゃんと必要とされてたんだなって。
大事に思ってくれてたんだなって。
315 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/21(月) 15:26:55.00 ID:yBmhHiQ10
すこし休憩します
318 : 名も無き被検体774号+:2011/11/21(月) 15:41:21.19 ID:cHtWEHzg0
おつかれさま
319 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/21(月) 15:42:54.24 ID:yBmhHiQ10
ありがとうございます
このスレみんな優しいな
331 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/21(月) 19:25:03.62 ID:yBmhHiQ10
父は、ものすごく怒っていた。
それで、私達には、出来るだけ優しく接してくれた。
また行動が早くて、とりあえず借金を肩代わりしてくれた。
まく吉が結婚前に抱えた負債は、400万円程に達していた。
住んでいた、ごみだめのようなアパートも引越しの準備を進めて、実家に私達二人を住まわせた。
332 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/21(月) 19:26:51.72 ID:yBmhHiQ10
私の父は、「たった400万の借金で心中を図るなんて」と言ったが、
当時の病んでいた私にとっては、それは返しきれない絶望的な金額に思えた。
その後、親に連れられて、人生初めての心療内科を経験し、
初めて自分のために出た向精神薬を服用した。
338 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/21(月) 19:50:58.73 ID:yBmhHiQ10
その頃に書いた自分の日記があったので、転載しようと思う。
(私は、その頃完全に子供返りをしていたので、
文章が子供っぽいですが、温かい目で見ていただけたら幸いです)
339 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/21(月) 19:51:15.60 ID:yBmhHiQ10
お薬を飲んだよ。楽チンです。
まく吉は隣で寝ているよ。たくさん私のためにお祈りしてくれて、寝不足なんだよ。
私はぼーっとしてるよ。
頭の中で考えてることが全部言葉に出ちゃうから、困っちゃう。でも、気にしてないよ。
340 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/21(月) 19:51:35.40 ID:yBmhHiQ10
ぼーっとしているよ。ぼーっと見てるよ。
笑顔を見ると、安心するよ。
緑がキラキラして綺麗だよ。とっても優しい緑色だよ。
目がうるうるしちゃうの。
私、田舎が好きみたい。
341 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/21(月) 19:52:16.89 ID:yBmhHiQ10
まく吉がお母さんやユミちゃんに会いたいと言っていたけど、私のせいで会えないかもしれないの。
私、今新幹線で**に行ける気がしないの。
考えただけで、涙が出るの。
家からも、一歩も外に出られないからね。
たくさんの人混みに入るの、やなんだ。
心療内科の待合室だけでも、嫌だったもん。
だからね、許してね。
342 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/21(月) 19:52:33.97 ID:yBmhHiQ10
私、なんにもできないの。
でもね、神様はいいって言ってるからね。
まく吉も、治ったらでいいよって言ってるからね。
そうしたら、まく吉のお母さんとまく吉の妹さんと妹さんの旦那さんとまーちゃんにも会いたいな。
まーちゃん、すごく可愛いもんね。
一緒に遊べたらいいな。
いつかお兄ちゃんの子どものくーちゃんとも遊びたいなあ。
343 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/21(月) 19:52:58.40 ID:yBmhHiQ10
まく吉のお母さんも優しい人なんだよ。私のこと、「夕子ちゃん」って呼んでくれるんだよ。
電話には出れないけど、嬉しいんだよ。
まく吉の妹さんも、お兄ちゃん思いの優しい人なんだよ。
いつも、まく吉を助けてくれてるんだよ。
344 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/21(月) 19:53:10.45 ID:yBmhHiQ10
今日、真ん中のお兄ちゃんに会ったよ。
私を笑わせようとしてくれたよ。だからね、嬉しかったよ。
心配してくれて嬉しかったよ。
なにも出来なかったけど、お兄ちゃんが帰るときに、手を振ったよ。
そしたら、バイバイって手を振りかえしてくれたよ。
そんなことが、嬉しいんだよ。
涙が出ちゃうんだよ。
345 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/21(月) 19:53:31.65 ID:yBmhHiQ10
上のお兄ちゃんは、私がいやだって言ったときに、「嫌だって言うんだからやめときなよ」って言ってくれたよ。
お父さんとお母さんは、何から何まで、世話をしてくれているよ。
まく吉は、いつも一緒にいてくれるよ。
「笑って?」っていうと笑顔を見せてくれるよ。安心するよ。
346 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/21(月) 19:53:48.43 ID:yBmhHiQ10
私、本当に何もできないのに、みんな優しいんだよ。
何もしてあげてないのに、みんな親切にしてくれるんだよ。
私、役立たずなのに、みんな私を愛してくれるよ。
だからね、嬉しいんだよ。
とても嬉しいんだよ。
ありがとうね。
いつも、ありがとうね。
347 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/21(月) 19:54:08.96 ID:yBmhHiQ10 [31/73回(PC)]
神様、私を生かしてくれてありがとうね。
私は、死にたくて死んじゃったけど、神様は私を見捨てなかったもんね。
みんなへ。
ありがとうね。
大好きだよ。
夕子
348 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/21(月) 19:55:00.38 ID:yBmhHiQ10
これは、実家に戻ってすぐの頃。
私は、孤独から解放されて。みんなに良くしてもらって、感激していた。
嬉しかった。
みんなが、ちゃんと私を見てくれる。 何も出来なくなった自分に、手を差し伸べてくれる。
それが何より嬉しくて、しかたなかった。
349 : 名も無き被検体774号+:2011/11/21(月) 19:56:12.34 ID:0QK+M1iL0
。・゜・(ノД`)・゜・。
350 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/21(月) 19:58:46.37 ID:yBmhHiQ10
だけれど、病気のほうは重かった。
父は、私を「頭がパーになった」と表現したこともあって、泣いてしまったり。
まく吉といる時にパニック発作をよく起こしたので、同じ部屋にはいられなかった。
父とまく吉の折り合いが悪かったのも、私の精神をより不安定にさせているようだった。
352 : 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI:2011/11/21(月) 20:01:42.58 ID:yBmhHiQ10
当時を思い出して自分自身が泣いてしまっています 汗
3ヵ月後、私がまく吉本人に、初めて本気で「キレた」。ある意味、洗脳からの初めての覚醒だったともいえる。
その時の書きなぐりも残っていたので、ここに載せようと思う。
(今度は、幼児返りを通り越して、なぜか男口調になっています。
精神分裂症ではないですが、そう見えても仕方ないかも、、本当に病んでいたのだと思います・・・
ちょっと口調が恐いかも、ごめんなさい)
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