550 :はじめに:2010/04/02(金) 04:35:22 ID:KLR+oCQv0
ちょいと長いの投下させてもらう
あまり周りに話したことはないんだけど
別に隠してたわけでもなかったのでそのうち特定されるかもしれない
近いうちに僕の人生の転機が訪れようとしてる気がするんだ
その前に、どうしてもこの話は投稿してやるという思いから
文章が下手ながらも時間をかけて書いた
551 :必然1:2010/04/02(金) 04:37:04 ID:KLR+oCQv0
必然
皆さんは何気ない偶然が後に必然だと気づいた事ってありますか?
某地方国立大学の大学院生をやっています
以前からこのスレを見ることはあったけど、 僕は文章を書くのが苦手だし
正直書くか書くまいか悩んでた
人の運命ってのは偶然っていう必然性の中に囚われている様な気がしてならない
少なくとも僕達姉弟はそれぞれ変わった経験をしながら生き
僕はそれをいつも眺めているだけしかできなかった
だから何かできることは無いか考え
誰かに伝えるべきなのかもしれないという結論に至ったんだ
僕の曾祖母は生前とても霊感の強い方と言われてました
僕の二人の姉も子供の頃霊感があったらしい
曾祖母の土地にはオシラサマを祭っていたそうなので確かな話なんだと思っています
しかし理系人間の僕はあまり幽霊だとかの存在は信じてません
それ故に逆にこの手の話はたまらないですし、そういった映画も良く見ます
ゾワゾワくる感じはたまらないw
それでも、どうしても納得のいかない体験がある
553 :必然3:2010/04/02(金) 04:41:56 ID:KLR+oCQv0
あれは中学校に入学して、学校から配布された日記の三日目を書いた日に起きた事だった
その日、夕方、買い物から帰ってきた高校生の真ん中の姉は何故か茫然としてた
「あのさ…」
今にも泣きだし徐に口を開く姉
「人が死ぬとこ見た…」
上の姉は「マジで?」と言いながら真ん中の姉を抱きしめた
あの日も僕は何もできずただそれを見ていた
「ゆっくり話してごらん?楽になるから」と上の姉は言った
「あそこの横断歩道のところの…電車で…」
そうしゃべると姉はヒステリックに泣きじゃくった
田舎の人は分かるかもしれないけど僕の街には踏切のない線路がある
線路は繁華街と住宅街を丁度遮るように掛けられているもんだから
その上を人が通る事なんて日常茶飯事だった
僕の知ってる限りで、そこで電車にはねられた人は三人いる
その一人を姉が目撃してしまったということだ
被害者は姉と同じ高校の人で自転車で横断中に電車に跳ねられ亡くなったそうだ
死後痙攣はなく即死、ひどい顔をしてたと
当時の僕にはグロテスクな話だった
姉は事故発生時、間違いなく第一発見者の一人だったと思うが
気が動転してしまい、買い物をしてそのまま帰ってきてしまったらしい
ドジで残念な姉だw
夕食までの間、僕たち姉弟は三人で泣き
母は気を利かせて美味しそうなご飯を作ってくれた
少し落ち着いてから僕は習い事の稽古に行くことにした
僕は稽古に夢中になり、そんな事なんてすっかり忘れてしまっていた
稽古が終わると父が向えに来てくれた
コンビニに寄ってから
家に帰る手前の橋を渡る途中、僕は面白いものをみた
それは空から山の奥にゆっくりと降りてきてしかも明らかに高い位置にいた
四月だから花火はあり得ないし余りにも落下速度が遅すぎたし
流星にしては明るすぎる
なにより「それ」はオタマジャクシみたく尾を引いていた
打ち上げ花火を丁度逆に上げたみたいな感じ
距離からして尺玉位の大きさだ、絶対におかしい
僕は驚いて父にあれはなんだ?と尋ねた
父は咄嗟に車のブレーキを踏んでそれをみて「何だあれ?」と繰り返した
父と僕は好奇心に狩られてその光が落ちた辺りを捜しに行ったんだ
それくらい不思議な物だった
30分程度探したけれど花火をしてる様子もなく
僕たちは諦めて家に帰り
本当に何だったんだと首を傾げながら
宿題を済ませ、日記を書いて寝た
とても不思議な日だった
556 :必然6:2010/04/02(金) 04:48:31 ID:KLR+oCQv0
次の日、運命が唐突にフラグを回収しにきた
母は妙に落ち着きが無かった
父が見つけた新聞記事を読んだからだ
見慣れた住所と見慣れた名字
そして、予感は的中
電話を片手に母は泣き崩れた
姉が見た高校生は僕らにとっての二従兄弟にあたった
直接話した事はなかったけれど、近くに住んでいるし
少なからず我が家とも関わりのある人だった
中学では先生達も葬式に向かい
映画とかドラマとかでもないのにそういうことって普通にあるんだと思った
僕は例の如くただの傍観者に過ぎなかったけどね
とにかく最悪の事故だった
僕は帰省する度に父と話す
僕達の見た光はなんだったのかと
そして僕はある事に気がつきたどる記憶と共にもしやと父に確認を取った
すると父は静かに「あぁ、そうだ」と頷いた
あの光が落ちた付近
父と僕が「それ」を探した辺りというのがまさに亡くなった彼の家の付近だった
あれは本当に気持ちが悪かった
しかも目撃者が二人いる
当然友人は誰も信じなかったけどね
以上、理系の僕にとって納得できない経験でした
長文失礼
561 :本当にあった怖い名無し:2010/04/02(金) 05:28:04 ID:XlNbloRJO
乙でした。
質問なんですが人生の転機とは?とても気になります。
そして、今なぜこのお話を投稿されたのか、転機との関連は何なのですか?
563 :必然執筆者:2010/04/02(金) 05:32:51 ID:KLR+oCQv0
その当時姉は両親に反抗気味(つーか引きこもり)で
ご飯なんて三か月以上一緒に食べてませんでした
でもさすがに真ん中の姉さんも参ってたみたいでその日だけは一緒に食べました
母さんは気を利かせてすき焼きかなにか奮発してくれたのを覚えています
僕は稽古があったもんですき焼きは食えませんでした
仏さんですが、一般的に想像されるマグロ死体ではなくて外傷のない比較的綺麗な死体だったそうです
ちなみに新聞には確か
彼は近くのレコード店でゲームを買った帰りに自転車に乗ったまま
ヘッドフォンを付けていたため電車に気付かなかったって言われてます
ちなみに高校位の時たまたま聞いた話ですが
その当時買ったゲームが「電車でGO」だったという不謹慎な噂もありました
いずれにしろ何もない田舎で若い人間が無くなったという事件は結構衝撃的だったみたいです
というか都会の方はあんま珍しくない話だったかもね
>>560
まず、このスレは大学入学当時から知ってまして
後日談を体験した辺りから何度か投稿しようと思うことはあった
でもできなかった
理由は二つあって
最初にあるように僕は文章を書くのは苦手ってこと
そしてもう一つは、この事件があまりに気味が悪くて書き込みボタンを押すのに抵抗があったからです
転機について
僕は今就職活動中で精神的に不安定なだけかも知れません
ただ、僕の周りでは結構人が変な形で亡くなっていて
今回みたいに直接じゃないんだけど
後々なんか僕と絡んでくることがあるんです
例えば大学の入学式前日に住んでる寮から腐乱した死体が出てきました
彼が自殺たのは僕が入寮した日でした
後にわかったことは
あまり目立たない人だったらしいんですが
彼は僕と一緒の学科で、おまけにサークルまで一緒だったんです
・・・これってはっきりいってあんま気分よくないですよね
気持ち悪くて
気持ち悪くて
そんな背景がありつつそろそろまたなんか起りそうな気がしてきて
いましかないと思って投稿する気になったんです
つか
書いてるうちに気がつきました
考えてみたら今日が彼の命日です
やっべ、マジ怖くなってきた
なにこれ本当に死亡フラグでしょこれ
ごめ>>561だった
ちょっとマジ線香上げてくる
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