【グロ・心霊 閲覧注意】

江東マンション神隠し殺人事件とは、2008年4月に東京都江東区のマンションで女性が神隠しにあったように行方不明となった事件。後に殺人・死体損壊遺棄が発覚した。

2008年4月18日夜、会社員の女性が東京都江東区の自宅マンションから忽然と消え、親族から捜索願いが出された。
最上階の自室の玄関に少量の血痕が残った状態であったことに加え、マンションに設置された監視カメラの記録には被害者女性がマンション建物から外出した形跡がないことから「神隠し事件」として、マスメディア各社がトップニュースで報じた。
また、同マンションは当時3分の1近くが空室であり、被害者女性宅の両隣も空室であった。

警視庁はマンション住民全員から事情聴取、任意での指紋採取、家宅捜索を行い、事件発生から約1ヶ月後、被害者女性宅の2つ隣の部屋に住む派遣社員の男・星島貴徳(33)を住居侵入容疑で逮捕する。
その後の捜査で星島貴徳は死体損壊・遺棄の疑いで再逮捕、殺人容疑で再逮捕されている。


逮捕後、加害者星島貴徳からの供述により事件の全貌が明らかとなった。

事件当日の夜、加害者は性奴隷獲得目的で被害者を待ち伏せし、帰宅直後を狙い被害者女性宅へ侵入。
被害者女性に騒がれたため頭部を殴打し拉致、自室へ連れ帰り縛って部屋に寝かせておいた。
まもなく、被害者女性と同居していた姉が帰宅、室内の異変に気付いて警察へ被害届を提出する。

早くも警察の捜査開始を知った星島は、事件の発覚を恐れて被害者女性の首に包丁を刺し殺害。
解体・隠蔽殺害後、星島は被害者女性の遺体を包丁2本とのこぎりでバラバラに切断し、冷蔵庫やベッドの下、段ボール箱などに隠した

翌日、警察がマンション全室に行った任意の家宅捜索の際、星島は事件とは無関係な段ボール箱を捜査員に見せて中身を確認させた上、あえて遺体の一部が入っていた段ボール箱も自ら示すなど狡猾・大胆に振る舞っていたことが報告されている。
その結果、結局遺体が入った段ボール箱は見逃がされることとなった。

星島は被害者女性の遺体を細かく切断、トイレに流したり、出勤時にゴミ捨て場に捨てるなどして同年5月1日までに遺体の全てを処理してしまう。

一方、被害者女性宅に残っていた指紋を警察が調べた結果、犯人が侵入した際に、指紋をわずかに残していたことが判明。
事件直後には星島貴徳を含むマンション住民全員から任意で指紋を採取していたが、その時は星島は何らかの薬品を使って指先の皮膚を荒らしていたため10指とも紋様が読み取れず、照合が不可能だった。

事件から1ヶ月後、再び警察が星島の指紋を採取。
皮膚は再生しており被害者女性の部屋で発見された指紋と一致したため逮捕へと至った。

星島の逮捕後に警察が下水管などを調べた結果、わずかに残った遺体肉片と被害者女性のDNAが一致
また、部屋の一室や浴槽から採取された血痕と被害者女性のDNAも一致した。
その他、被害者女性が所有していた財布や免許証などの切断された一部も発見。


加害者・星島は岡山県出身、地元県立高校の情報処理科を卒業後、ゲーム業界大手のセガに入社したものの仕事に対して不満を持ち退職、その後は派遣社員としてコンピューター会社に勤務していた。
生活に不便をきたすような経済状況もなく、逮捕当時は月収50万円を稼いでいた。


加害者・星島と被害者女性の間に面識はなく、星島は被害者女性の名前も年齢も知らなかった。
若く太っていない女性を無差別に狙った、強姦・性的暴行・婦女暴行目的の犯行であった。


殺害後、星島は被害者の父親とエレベーターで乗り合わせた際に「大変なことになりましたね」と言い、マンションの管理会社に対して監視カメラが足りないなどと言ってクレームの電話までかけたり、マンションの外で待ち構える多くのマスメディアのインタビューに応じて自分が殺害した女性の失踪を心配するそぶりを見せたり(このインタビューは後にメディアに報道された)、事件と無関係を装っていた。


やがて裁判が始まると、星島の性癖嗜好が明らかになり、その異常性及び自己顕示欲の強さが公になる。

また、事件後は1日に何度もマンション下のメディアを訪れ、インタビューに答えるなどその異様な行動が注目された。その自己顕示欲の強さは、秘かに犯人なのではないか?との不信感を抱かせるほど異常なものだったという。

もうひとつ、こちらも真偽のほどは定かではないが、ニュース報道中に無人のはずの被害者宅の窓が動く様子が撮影されている。
部屋内に捜査官及び遺族のいた可能性もあるが、人影が全く見えないということで説明のしづらい現象である事は確かだ。

以下、インタビューに答える星島、及び動く窓の動画。窓の開閉は1:08頃。